覆面の形態はそれぞれ
どうも香港政府は中国の建国記念日に合わせて、改めて取り締まりを強化してきたようです。香港経済の力は捨てたくないが、若者の反発が本土の方に広がらないか、やはり心配なのだと思われます。覆面禁止とはいえ、多くのデモ参加者がマスクを着用しているだけですから、マスクを取り締まるつもりなのかもしれません。
中国政府はマスクをして身分を隠すことで、デモ隊の目的は秩序の破壊だと言いたいのでしょうが、中国本土では自由な意見をネット空間でも検閲したり、遮断しているわけです。それを考えると多様な情報を遮断して本土の人の視界を偏狭なものにしているのは中央政府の方で、一見同じ服装とマスクで身を隠す香港人の方がお互いを尊重しあっているかと思います。結局は人権の問題に踏み込むことになると思いますが、今はアメリカの役割が期待できないので、EUや他のアジア各国で批判していく必要があると感じます
