総理にとっての多様な意見とは
菅総理が就任してからも朝食時間に有識者と会ったりして、よく勉強されているという紹介もありました。ただ、参加された方の名前が明らかになる過程で、少し偏った人選ではないかと指摘した方も多いです。ご自身の視野を広げるより、自身の考えを先鋭化するだけであると少し心配です
学術会議の人選を拒否したのも、そういった流れからかもしれません。菅総理は官僚の理解を得て、コントロールすることに長けていると言われますが、合理的な説明をするより、責任者を交代させることで改革を進めたという見方もあります。
おそらく民間の先端技術を産学連携で軍事転用したいのだと思いますが、それこそ国際政治、歴史学、法学に詳しい先生でないと諸外国の理解を得られる政策はできないでしょう。ここで政権側の意見を容認すると、憲法に関する議論でも同じ手法で圧力をかけられると思います。若い先生たちも含めて硬軟両方から論陣を築いていただきたいと感じます
