互いに説明が必要
どうも今夕までの情報だと協力関係を完全に破棄するわけではないようです。一応ミサイルへの対応が一番大事ですが、漂流船の問題や軍用機の通過の問題がありますから、完全破棄であると一気に危険度が増してしまうと思います。それと地震があった時や両国の観光の方を避難させることを考えると、暗号化しないでも伝達できる事項はあるのでしょう。
おそらく昨日の会見でわかるのは、日本側が優遇を外したのは軍事的、安全保障の問題として韓国側は捉えていて、同様に韓国はGSOMIAの優先度を国内世論と見比べて、不必要だと判断したと思われます。ただ、お互いに国内法の、とか世論の動向の、等の言葉を付けて説明をしています。これらの言葉はニュースや新聞では時間、紙面の制約で毎回、ちゃんと言及されていません。そのため、結果の方である「除外」や「破棄」だけが注目されています。本来、安全保障、両国民の安全安心に関わるわけですから、毎回その前提条件を国内向けであったとしても、その都度確認した方が良いはずです。
日本の政府与党であると国会答弁でも、政府方針に沿わないと「非現実的」、「建設的でない」との理由で答弁しないことが目立ちます。それは国際的には通用しないと考えられます。また、韓国側も世論の動向が支持者の動向に置き換わってしまっているようです。まずはお互いに、自国以外にどのような説明が適切であるか、政治以外の経済、観光の分野の方にも納得できるような丁寧な説明を考えていただきたいと感じます
