km+GARDEN-RE,Ver.3

初めてのお方も、お馴染みの方も。

米航空産業の実態は

非常に高価で、実際の運用と配備に疑問が多かったF35ですが、訓練中に大きな事故を起こしてしまいました。基本的に戦闘機の単機墜落の場合、緊急脱出をして、乗員の信号を頼りに救助に行き、回復後にトラブルの状況を検証報告していくのが、一般的かと思います。

ただ、今回は中核的な電子システムの故障かはわかりませんが、緊急脱出が確認されていません。当日のマスコミ向けの発表でも機体情報に関する説明が多く、乗員の安全は確保されると政府が楽観視していたようにも感じられます。F35はステルス性も備え、日本の領空防衛の主力になるという意見もありましたが、脱出システムが完全でない以上、計画の見直しが必要だと思います

 

この数日の報道ではアメリカのロッキード社が当機の事故は非常に少なく、機体のトラブルではないという、結論を早くも出しているようです。しかし、大半は機密という名目で事故のデータは公表されず、エンジンや気圧の制御トラブルは過去何度かあったと今になって公開してきています。

先日のボーイング社の機体安定装置の不備でもアメリカ企業の閉鎖性とモラルの低下が目立っており、ロッキード社の企業体質にも近いものが見えてきます。非常に高い予算で日本と同盟国はこの機体を購入しており、日本政府は気象環境や乗員の熟練度が近い空軍のデータを取りよせて、できる限りアメリ軍需産業の実態を明らかにし、補償を求めた方が良いように感じます

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