好転する可能性はあるのでしょうか
結局、首相辞任という形になってしまいました。何か反首相の方や、代表に立候補する方は希望にあふれているように見えますが、海外からだとなかなか理解しづらい現象ではないでしょうか。
イギリス国民としては、国の一大事を真剣に、第一に考えているかもしれませんが、EU全体からいえば一地域の事件になってしまいます。アメリカや中国のように世界を一つにしようという願望が根本にあるのではなく、離脱が第一、むしろ孤高の政治思想を世界に示したいようにも見えますが、実際の法律や経済はそれを許さないはずです。
とにかくイギリスはどうするのか、道筋を示すのが候補者の方の仕事だと思います。メイ首相の最後の演説で、愛する国、愛するイギリスで結んだのも、EUから分離するどころか、このまま自国の世論が完全に分裂したら、何の意味もありません、という警告がある気もいたします。
