掲示板等に関する精査
昨夜にはすでに事件の検証と支援のまとまりができつつありましたが、事件の状況を考えると代表の方と家族の方の行動を待った方がよいと感じます。会社の方、家族の方もマスコミが求めているから答えているわけで、無理にテレビに出て頂くことは避けた方が良いはずです。
スタッフの方と家族の方の総意がまとまるには、時間が必要になると思いますが、第三者が無理に何かを語るのは、ぼくも含めて難しいと思います。
昨夜ツイッターの方で少し書いたのですが、上記のことと切り離して火災防止と、マンガ、アニメ等の作品に対する批評の問題は、一般論として予防的に考えた方が良いと感じます。
建物は防火の基準を満たしていたとされますが、専門職の方や重要な資料を保管している施設として基準を格上げして頂きたいと思います。国内の神社やお寺では仏像や経文の退避を火災時は考慮にいれていますが、アニメスタジオでは原画のことを考える方が多いはずです。緊急時にすべてを運ぶ必要がないように分散して保管したり、やはり通路を拡充した方が良いと思われます。このことは他のスタジオや協賛企業がなるべく早く実施して、京アニの方にも現状を伝えて欲しいと感じます
そして今やシリーズ作品の批評やレビューはブログ、SNS等でたくさん出てくる時代になっています。中には無根拠に内容やスタッフを批判する書き込みもありますが、「アンチ」の書き込みであるから、周囲も触れなかったり、あえて真剣に取り合わないこともあります。
ただ、それらの脅しともとれる書き込みが掲示板の大半を占めると、もっとも過激な「アンチ」という方は自分の行動が掲示板内だけでなく、社会でも容認されうると過信を始めるように思います。実際の書き込みの大半は少数の人が書いているでしょうが、
そのような過激な言論の空気を形成したことは非常に重大な事であると感じます。
今後はそのような掲示板の流れに関して、警察や業界団体がもっと情報収集していただきたいです。あわせて、批判の流れが過激化したときには、なるべくスタッフの方が匿名の扱いになるように安全を重視した制作体制を準備してほしいと感じます。
世界が報道したようにこれからの創作と自由の問題として会社とスタッフ、家族の方に負担をかけないような形で考え続けていくことが大事だと感じます
